おいであそばせ 旦那様 私といかがでしょう 帯を解いてくれ 血に飢えし華たちは散って逝く 嗚呼 花街で嘘も隠れもない裸で 踊るの 明けてく日も籠の中 蜘蛛を纏いし乱れ月照らす 地獄へと 去り行く背中見つめ 闇へと溺れて苦しむでしょう 地獄と快楽の狭間 ごらんよ お前さん 嘘を塗り固めた 愛の言の葉をかけては眠るの 嗚呼 花街で永久に咲き乱れて 此の身散らしてく 痛み重ね辿り着く 愛欲の中生きてく限りずっと 嗚呼 花街で嘘も隠れもない裸で 踊るの 今宵もまた籠の中 蜘蛛を纏いし乱れ月照らす 地獄へ