どうして ねぇどうして 笑えないよ 変だね まずいよね 欲張ってしまう どうして ねぇどうして 怖くなるよ 暮れる 景色の 一つで良かったのにね 日陰の外に魅せられた 思わず手を伸ばしていた 朧げな夕陽と 君のかげぼうし 憧れ以外の感情に 塗りつぶされてしまいそう 光の中へ 翳すたびに 遠くに ねぇ遠くに 行かないでよ なんてね ごめんね やめておこう すっかり 忘れた 落とし物に はっきり 形を 与えられてしまったら 辛いだけだ 日陰の中を抜け出した 後ろ姿を追いかけた 気づかれなくてもいい それがかげぼうし 戻る場所は要らないから ただそばに居させてほしい これ以上はもう 望まないから 日向の熱に浮かされた 独り善がりも分かっていた 永遠に近い場所で 今はかげぼうし 臆病で狡い答えでも 赦してもらえるでしょうか また明日さえ あればいいから ただ明日さえ あればいいから