あ、通り雨 飾りのない空から降りてきて 月のような丸い窓に滴が走る はじまりの日めくっては閉じて 終わりの日をしまっては出して すぐ止むよ すぐ止むよ 焦がれたあなたを 最後の姿を雨に見る 5本の指はサヨナラをしてる 並べられた手 静かに振る手 嘘をついた手 1秒ずつたしかに忘れてく 息をするような、 するようだった 旋律みたいな恋 きっと忘れられるから 色めきたつ空から降りてくる 雨音と午前2時の彼女の言葉 夜の海にいるような部屋で ただ悲しみが過ぎ去るのを待つ もう止むよ もう止むよ 欲しいものではなく 必要なものを見つけたい 2つの目はサヨナラと言ってる 仕方のない目 濡れたような目 はぐれていった目 1秒ずつたしかに忘れてく 晴れた雨のなか 出逢ってしまった 異分子どうしの恋 でもきっと忘れられる 5本の指はサヨナラをしてる 並べられた手 静かに振る手 嘘をついた手 1秒ずつたしかに忘れてく 息をするような、 するようだった 旋律みたいな恋 きっと忘れられるから もうすぐ忘れられるから あ、通り雨