長い髪を靡かせる 冷たい風は遊んでいる 寒さに少し縮こまる 君を見ていたあの夜 目を君に向けるたびに 背を向ける気になれぬ日々 目に映るその全てに 君を見る僕はまだ一人 足りぬものを探す 知らず知らず数えだす 両の手では足りず そうして今日も日を重ねる 目を君に向けるたびに 背を向ける気になれぬ日々 手を伸ばすその先に 確かに君はいるのに 縮まらぬ距離 つもらせた想いが 両足を重くする とめられぬ時間 早まるこの胸の 鼓動のように流れてゆく 今さらどう声をかけて 何を話せばいい それすらもわからない (冷めてゆくこのコーヒー) まるで急かすように (冷めぬままの恋) 湯気も立つほどに 日に日に熱を帯び 届くこの距離 積もらせた想いは 追い風にさえ変わる いつかその時 早まるこの胸の 鼓動が君に伝わる どうしたって話したくて 何もせずにはいられない これからも変わらない