誰かが言いました 激しく燃えるものほど 煌めく引き換えに その身をすぐ焦がしきると 数ある燭台に お好きな火を灯しましょう 期待と裏腹に 燻ればお生憎様 ランランランラン 右手には錆びた時計 ランランランラン 左には油の筒 ランランランラン 蝋のドレスを着飾って さあ 激しく 儚く 蒼く燃ゆる花びら 瞬き ゆらめく 生を彩り照らせ いずれ尽き果てる未来へと ゆりかごの目の前で 遍く飛び交う銃弾 指だけ動かせば容易くその火は 潰える 仮初の情熱で焼け爛れた舌では 上手に喋ることができないようで 喉元すぎても毒を孕ませて やがては腑を腐らせるでしょう ランランランラン 揺らぐ死と生の間 ランランランラン 焼ける心と歌う ランランランラン 描いた最愛の終幕を 激しく 儚く 蒼く燃ゆる花びら 瞬き ゆらめく 生を彩り照らせ いずれ尽き果てる未来へと