知らなかったんだ誰も 僕のことを 理解されないまま 孤独と背中合わせ 知らなかったんだ人の 優しさぬくもりを 知ろうとしなかった 自分の弱さを 知らなかったんだ 要領のいい生き方を 傷ついたときの誤魔化し方を 知りたくなかったんだ みんな敵のように思えて 絶望に心閉ざした ああ 闇の中で 震える両手を 伸ばしている 無知な僕は知らなかったんだ こんな僕でも生きててもいいと 教えてくれる人がいた でもホントは気づいていたんだ 死にたいほど生きたかったことを すべてを受け入れたからさ ここからも一度やり直すよ 〈 演奏 〉 知らなかったんだ誰も 僕の歌を 声にならない声で 歌ってたこと 知らなかったんだ 人の悲しみ苦しみを 自分だけが消えて しまえばいいと 知ろうとしなかったんだ 生きることがこんなに 当たり前のようで そうじゃなかった ああ 夢は今も かすれそうな声で 叫んでいる 無知な僕は知らなかったんだ どんなに酷い言葉ぶつけても 抱きしめてくれる人がいる だけど僕は気づいていたんだ 生きてるだけでいいということを 誰かのために歌えるなら どこからでもやり直せる 〈 演奏 〉 無知で無力で情けないけど どんな僕でも愛されているから もう自分を責めなくていい もう自分を許していい それでも僕は気づいていたんだ 何者にもなれなくていいから すべてを受け入れたからさ 今ここからやり直そう 生きて生きて、生きて生きて 生きて生きて、生きて生きる 〈 エンディング 〉