連続した僕の夏休みは やがて記憶回路のゲートで いくつかに千切れて 断続的な絵になったのです 銀河を旅する星の子らは パラソムニアのクラゲみたい 抱えきれないくらい の歴史に浮かんでる ぷかぷかと君は流れ うたかたの如く消えて また誰かの愛に触れて それは君を象るでしょう 遠く深い水に揺蕩う君に どうかまた出会えますように 長い夏の朝に目覚め やがて歩き出すまで まばたきの間の一秒に 君が作り上げている 誰も知らない世界 僕の頭も知りたいみたい 網膜に焼きついた星々は 遥か昔のストーリー 色褪せたダイアリー パラパラとめくっては ぷかぷかと時は流れ 穏やかな波に揺られ また誰かの明日に触れて いつか僕を象るでしょう 遠く深い水に揺蕩う君に どうかまた出会えますように 長い夏の朝に目覚め やがて歩き出すまで