道の隅に君が 見つけた黄色い花は 力強く空に 背を伸ばす小さな命 手を引く君は 急に立ち止まり 嬉しそうな瞳で 僕を見上げる 何を与えるわけじゃなく ただ独りで花を咲かせるほどの力が この僕にあれば 君はもう いつまでも笑っていられるよ 涙流す事なんてないはずだよ もう少しだけ待ってておくれ 毎日君が行く あの場所に咲く黄色い花は 白い衣を着て その姿を隠してた 風に吹かれて はるか彼方へ 寂しそう瞳で 君は追いかける 風に乗って空高く飛んで行く 種に君は魅せられてる 仕方のない事だと 分かっているけれど 僕の中に綺麗な花咲かせるよ 強く強く育てるからね だからお願い そばで咲かせて 僕の中に生きる花は 君の為に咲かせる花だから ずっと隣は空けておくからね もう涙なんか流させやしないよ 強く強く背を伸ばすから あの日見つけた タンポポのように