秋の光、思い出さす 昔のことを忘れさせない 1度目の別れ涙はでない どこでもひとつだと思った 2度目の別れは突然に どこかの地方の小さなニュース 知る術もなかった ひとつの別れだと思った 素晴らしき世界は終わり告げ 未来への希望もゴミ箱へ 色を失うのは目の色か それとも世界の風景か 彩結んだあの頃を ただ思い出せば水の色 色をなくしたあの糸はほつれ やがて闇へと消える 流れるだけの時は過ぎ 枯れ葉も落ちる頃合いに 上がる煙に手向ける花を ただ、ただ、ただ、ただ 流れただけの時は今 あの彩はすでに過去 モノクロの世界に生きる今 何かが少しは変わったか 秋の街並みも過ぎた頃 白の街並みを歩く日々 彩られたあの風景は すぎる月日に埋もれていく 彩結んだあの頃を ただ思い出せば水の色 色をなくしたあの糸はほつれ やがて闇へと消える