祇園の袂に恋芽羽えったって 扇風機は生熱い ああ暑苦しい 体離れる 君は君のまんま四畳一間の君だ 浴衣の君は綺麗だっけ? ひたすら走って覚えたのに忘れた 見惚れる夏の夜に世情の恋なれど 僕の君を無くせど 尚更泣く 泣くまい 今は蝉の声など耳に聞こえず 悲しさばかりが叫ぶ叫びやがる 身に染みる 創社の流れに身をゆだねたって 落ち葉を君は嫌いだっけ? ひたすら諦めて泳いだのに忘れた 安らぐ秋をその世間の節なれど 僕の君に捧げ 尚更泣く 泣くまい 今は恋の話をしていたいと 悲しさばかりが叫ぶ叫びやがる 眼に染みる そうだ僕は青春ジェット ひたすら走り続ける そうだ僕が青春ジェット…… 見惚れる夏の夜に世情の恋なれど 僕の君を無くせど 尚更泣く 泣くまい 今は恋の話をしていたいと 悲しさばかりが諦めて終わりだ 始まりが終わりで世界を取り巻いて 僕の君を無くせど 尚更泣く 泣くまい 今は蝉の声など耳に聞こえず 寂しさばかりが帰る 帰りやがる 眼に染みる 君を想う 春に会う君が一番綺麗だ