無責任な正義感が あいつを殺した そんなニュースが タイムラインを駆ける わたしはなりたかった ヒーローになりたかった 見栄 模倣 炎上すら 妬ましくてさ 生ぬるい共感 薄情な世界だったなら 唇を噛んだままで詩を書く 感染者なんだ 簡単に染まれるんだろ そうやって 黙って 気取った reciever 完全犯罪だ 安全な部屋の奥から 世間はあいつを殺した だからわたしも火をつけた そんなドラマを見ていた ダラけきった六畳間で 今話題の社会風刺的なドラマだ 夢も愛も努力も不祥事も人の死も 想い出さえも タイムラインを流れた 無関心なフリした 卑怯な傍観者だったのは 傷つかないための嘘で 朝を待つ 無関係者なんだ 対岸は燃えてるんでしょ そうやって 黙って 自分を殺した 顔のないやつらの 顔色を伺いながら 諦めを口に出した 僕の心に火をつけてよ 君の言葉が憎い 今の自分が醜い 君の目に映していたい 空の心臓が痛い 感染者なんだ 簡単に広がるんだろ そうやって 演じた influencer 他人の目の奥にも 2人のエンドロールにも そこに僕はいない だから此処で火をつけた 世界は茜に染まった