あの娘は金ピカの、 ラッパを吹いてた。 誰かは知らないが、いつも見てた。 そこから見える黄昏に 何度も何度もやられんだ。 瞬きなんかはせずに、 完全な人を想うんだ しかめた顔をして咲いた朝顔に 群がる子供等が、 写真を撮った。 一眼レンズをぶら下げた アイツの右手は震えてた。 瞬きなんかはせずに、 完全な人を想うんだ 安心な月で、この町の色は 震えるほどキレイだから、 青春に似てる様な気がして、 心が立ち眩む。 暗い雨に濡れながら、 貴方は只突っ立って 泣いていても わからないだろう。 夏の日々が揺れていた 町の角で揺れていた ぼく等は、まだ歩き続けるさ。 俺の頭にも 君の頭にも 完全な唄よ 流れ続けろ!