神が見惚れるくらい。だけど You're a liar! 天使と名乗った悪魔。 僕はそんな都合の『良い人』 じゃないよ。 今すぐ、君を信じさせて。 「昨日、どこで何してた?」 「別に?充電切れてただけ」 定番(テンプレ)な返事。 何もないアピール。 「なら帰るの遅くない?」 「何でそんなこと聞くの?笑」 僕の第六感(シックスセンス)、 もう何か気付いてる。 自称、絶食ガール。 ずっと隠せるはずがねぇだろが。 カクテル馬鹿の脱衣(ぬい)だ女。 って蔑(よ)んでいい? そんでイイワケ妄想現実逃避で 俺を笑わせんな。 ……なんて言えはしないけど。 神が見惚れるくらい。だけど You're a liar! 天使と名乗った悪魔。 だけど僕は君に目を 合わせられたら…… ずるいよ。何も言えない。 知らない方が良いことも、 僕には話してくれよ。 愛する人のすべてを知りたい だけだから。 今すぐ、君を信じさせて。 「なに。信じられないってこと?」 「そういう訳じゃないけどさ……」 まだ強がんの? 画像(しょうこ)を突きつける。 「じゃあ、これはどういう事?」 「何か言って。わかんないよ」 君の第六感(シックスセンス)、 ようやく気付いたみたい。 ……なのに返事はまだない。 不自然に自然なその嘘に、 瞞されていたかった。 隠し事をするのなら、最後までバレ ないように隠していて。 君を許せるくらい『良い人』 じゃないや。 残酷な文字を打つ。 ……だけど、これで悲しく 終わるくらいなら…… そうだね。何も言わない。 疑うよりも、信じたい。 天使と欺瞞(だま)されていても。 愛した人が隠したくなること なんて、 僕には見えなくて良いんでしょ。 知らない方が良いことは、 もう話さなくてもいいよ。 そして僕も、君に隠してた気持ち と映像(しょうこ)を、 すべて消去(なく)した。 「じゃあ僕は、君を信じるから」