目が覚めたら 魔法は解けて消えていたわ ただ胸と喉の奥に なにかが燃えている 去りし歌よ あなたはまだ そこにいて 涼しい風は憧れの遠い街から いてもたってもいられん夜は ロックンロールに全部預けて あの日を思い出す あの日を思い出すのさ ああ 胸のざわめき なにか思い出せそうだ 騒がしい頭のなかで鳴り止まない ああ 明日はどうだ なにか掴めるか 息を吸って吐くだけさ それが難しくても 金がなけりゃ 夢見ることもできないのさ ただみじめなまま 他人に声を預けている 去りし歌よ はじめから全部分かってた そんな嘘でしか心を守れないなら 子どもの頃 ときめいた朝やけ 東の空に金星 走りつづけるのさ なにも掴めなくっても ああ 確かなものは この震えだけなんだ 生きている あの声が聞こえている ああ 今夜はどうか あんな 酷い夢なんか ああ 胸のざわめき なにか思い出せそうだ 騒がしい 頭の中で鳴り止まない ああ 明日はどうだ 何も分からなくたって 息を吸って吐くだけだ 苦しくても