わたし気付いた ずっと前からの頭痛に 日々が続く この煩わしさに 折角の安寧だ 哀しくもないのに 窓の外では輝かしいノイズが 君がまだ居るみたいだ どうして忘れるんだろう 藍に染まる歌声を 祈りが続くように 産み落としたオベリスクを どうして 空っぽだよ 誰がくれた答えでも そうか 満たされたことなんて無かったわ わたし気付いた 過ぎ去ってしまう永遠に ずっと消えない 持続する一瞬に 折角の安寧も ちょうど飽きたところ 目の前の全部全部 くだらないと吐いてた 君が今 居たなら どうして離れていくの あざやかな願いごと 雨が止んだように揺れなかった 渇いた感情 ドアが開かなくっても 君がくれた記憶では あの日 わたしはきっと笑える気がしたんだ 心にも無い同調のぬるさも 見かけだけの派手なフレーズも 君はどれも 見透かすのだろう この手で君に触れたくないよ どうして忘れるんだろう 藍に染まる歌声を 祈りが続くように 産み落としたオベリスクを どうして 空っぽだよ いつか君がくれたのに どうか ずっと照らしてよ 大事だった言葉を 置き去りのまま 消えなかったオベリスクを どんな風に生きていても 誰がここに居なくても 今も満たされなくて 明日をそっと睨むんだ