突然の「ごめんね」 受け入れられず空 ぼーっと見上げてた 時間が止まって 涙だけがそっと 頬を流れていた 「本当に好きだった」 その想いだけが 胸の奥底で 針のように疼いてる どんなに泣いても 届かないよね 心が痛くて 声にならなくて 「そばにいさせて」 それだけしか言えなかった 胸が苦しくて 夢に逃げたくて ほんのひととき 咲き誇る 彼岸花のような 恋でした 手も繋げずにいた 臆病な心に 差し出された 優しさひとつ 夕暮れと共に 胸に焼きついた 穴が空いた心の こぼれ落ちた記憶 壊れた幸せの 欠片たちをひとつずつ 胸の底で 抱きしめてた 気遣ってくれた 君の優しさが もっと痛かった 君の心に 他の誰かがいても そばにいられるのならば それだけでよかった 月日が流れても 癒える気配が無くて 幸せの瞬間 溢れてくる涙 もっと笑わせられたなら 上手く立ち回れたなら 今も君の隣に 居られたのかな 心が痛くて でもどうしようもなくて 君の匂いも 仕草も 声も 消えなくて 影を探している 胸が苦しくて 夢でしか会えなくて たった一瞬でも 確かに咲いた 彼岸花のような 恋でした 幸せな恋でした
