夕立がを僕らを選んで 哀しみさえ流してゆく 張り付いたシャツが不快で 僕ら動物だと思い知る なくしたものばっかしがみついて 君は本当の自分も忘れて 足りなくなっていく やるせない日々が少しずつ君を 疲れさせてゆくんだね 人間、 燃えるような苦痛を譲り合い有り 難がっている 倒置法すら待てないくらい みんな何かに焦っている 理由がないことを恐れ 空虚に綿を詰めている どうして バカばっか声がでかいんだろ 立ち止まる 君が指さす 先の虹の側に浮かんでいる 三日月 忘れてしまいそうなくらいに微かな 光 それから何か話したような 気がするけど忘れた あの時、 君が微笑んだことが不意に印象的で