秋空 寂寥 悲しむ 風に吹かれて行方知れず 夢見る 心は焦がれて 秋色に染まっていく ゆらりゆらり 紅葉が踊り 山を装う 紅く染め上げ ふらりふらり 一夜だけの戯れ 嗚呼、戸惑い隠せず 君を思えど 恋はたゆたう 言葉を連ねては消える 半輪の秋 写る水面に 流れる想いは儚く消える 冬空 寂寞 心の寒さが 胸に刺さる ふわりふわり 雪の結晶 溶けては流れ 消えゆく世界 きらりきらり きらめく夜空に君の面影 春を待つように 秋風にかきなす琴の声にさへ はかなく人の恋しかるらむ つれづれと空ぞみらるる思ふ人 あまくだり来む ものならなくに 君を思えど 恋 はたゆたう 言葉を連ねては消える 有明の月 触れる白雪 解けては忘れて 春を迎える 君を思えど 恋はたゆたう 言葉を連ねては消える 季節は巡り 四季の彩 春風に想いをのせ 春はうらうら 花が舞い 恋はうたかた 風に舞う 春とうらはら 心は揺れ 君との別れを 今迎える