いつもきみが先に起きるから 本当のことを教えてよ 蜜の甘い言葉のため息だ 翻弄 善かれと思ってたの?ずっと 夜が更けるまで果てるまで 時計ぶっ壊してまで あれ? 埋め合わせ方も歯型のついた肩から 見て なんか漏れ出してるみたいだ そんな怠惰 どうも痛いな どんな対価求められてもわからない な あのとき傷つけられたこと、も どうしようもなく一人だってこと、 も 研いだ感情の矛先を 君に向けたことも 朝日なら食べたよダーリン 君が笑うとちょっと辛いんだ 「どんなことも乗り越えていける」 とでも言いたげで 肝心なことは何もいわないで どんなにつよく繋いでも 指の隙間から氷の朝が みずいろの氷柱で貫いて ハンコひとつの赤い糸と 灰とふたつの償いと 私の隣を生きる人はそう 人の形をした人のこと 君の店の前で待って 揺れる裾の春でもって 私はそれを見る 当然のことを知る 泣いたりはもうしない 灰皿割りもしない 大嫌いなやつみたい にはならないでいたい あのとき締め付けられた心 よく見ればひび割れてることも 凪いだ天井の行先に 君が欠けたことも 朝日なら食べたよダーリン 君は笑うよずっと夢のなか どんなことも乗り越えていける わけがないからさ 肝心なことは何もいわないで