浜辺にひとり 電車で行き着いた 青臭いセリフ吐いて 塩辛い風に 吹かれ、吹かれ、吹かれ、浮かれ 石油の出る国で 蛇口を捻ったら 気だるい想いがついでに湧き 上がった 夏の、夏の、夏のまんなか しらばっくれた休みの補習 窓の景色は 放課後のチャイムすっかり忘れ僕を 包んでく 膨れ顔ひとりでカエルと 話をしたんだ 留まることなき僕の想像力と 気力 努力 虚しく なんだかとても優しい気持ち ふんわり雨の日だけど 周りがスローに 僕は裸足でゆっくりゆっくり駆ける 終わりのチャイムすっかり忘れ僕を 包んでく