澄んだその光は なにを照らすのだろう 花の香まとうそよ風は優しく 蕾揺らす 隙間雲の先に陽を探す鳥達 憂いかき消して飛ぶよ想い馳せる空 大きな渦にのまれて身動きできない 花を散らす冷たい水の音に 恋が消えたわたしの心に 愛だけが残った 失い続ける時の中で 探していた希望をあまねく空に 旅に疲れた日々 羽閉じる鳥達 迷い分け隔て落ちた 雫つたう葉を 苦しみもいつの日にか自然と霞んで 花打つ雨のように流れゆく 恋が消えたわたしの心に 愛だけが残った この先描き出される未来 すべて否めない大事なもの 愛が消えたわたしの心に 温もりが残って いつか灰となるその時には 雨は歌う 煌めき揺蕩いながら