ボクの嫌いなうた

歌詞

君の好きな歌は僕の嫌いな歌だ ふたり手を取り行く未来を 夢見ていたいのに 「ごめんね」「さよなら」 悲しいフレーズばかりで 最悪の結末だけが頭を過ぎるから あぁ今日もまた 君の隣で 右耳に響くバラードを左耳の喧騒で 打ち消す もっとちゃんと聴いてよって 怒るその顔も 何気ないこのやりとりも全て 愛しいと思ってるんだ 「奇跡はきっと起きる」と いつか来てしまうお別れに 目を背けた 君の好きな歌は僕の嫌いな歌だ 日に日に細くなってく君の腕を見て 「ごめんね」「さよなら」 悲しいフレーズたちが 僕らを嘲笑っているような そんな気がするから 「いつか私が死んじゃうとき 笑ってお別れをしてね 最後にみる君の顔は 笑顔がいいから」 奇跡なんて信じてたのは きっと僕の方だけだった 結局笑えてたのは君の方だけさ だからせめて 冷たくなった君の横で さよならって言葉の代わりに 何も言えなかった 君が好きだった歌は僕の嫌いな歌だ 神様に縋るだけで何も出来ないまま 「ごめんね 」「無力さ」 悲しいフレーズたちが 今の僕を嘲笑うように重なってくる 君とのアルバム見ながら もう返って来ないメッセージを送る 泣き疲れてベッドの上で 君を求めてあの曲を聴いて気づいた 微睡の中で聴こえた 後奏終わりの静寂に 歌詞のページに載ってなかった 「ありがとう」のフレーズ 君の好きな歌は僕の嫌いな歌だ ふたり手を取り行く未来は 叶わないけれど 大丈夫 大丈夫 ふたりの日々の結末が 最悪かどうかなんて僕ら次第さ 君が好きだった歌は僕がよく聴く 歌だ 二人過ごしたあの時間は 幸せだったよ 「ありがとう」 今ならちゃんと言えるよ あの時伝えられなかった 大事な言葉を