突然の通り雨 傘なんていらないから あなたがどこかで 濡れていませんように どんなに泣いても 張り裂けそうでも 悲しくて足が竦んでも 辛くて蹲っても あなたは もう現れないでしょう いつまでも好きでいていい? 連絡はたまにしかしないから 勝手に元気もらったり、 勝手に傷ついたりしてもいい? 止まない雨があればいいのに あの日私は心でそう祈ってた 本当はそんなことなんて、 気づいてたんじゃないの? こんな東京の真ん中で あなたのことを 見かけた気がした こんなぬるい夜の隅っこで あなたが好きだと あの日伝えなかったのは またすぐ会えると思ってて いつでも会えると思ってて そんな馬鹿野郎だったから いつまでも好きでいていい? 今あなたが見上げる空が どんな色をしているのか そんなことも 分からないけれどいい? 私はね、 あなたと行った喫茶店には まだ入れないままだよ あの席にはもう知らない 男女が座っているけど 前を通るたび あの日に戻ってしまうの