mist

歌詞

「下ばかり見ていたら厄がつく」と 下ばかり見ていたら 雫とつたのオブジェ 「中途半端な雨なら 傘はいらない」って 時々涼しいハートを 借りてみたりする 湿度纏う梅雨の音を 響かせるコウモリ 過去へと連れていく水音 ちょっと早く帰る日は 解けるシャワー 石鹸とかいらない ほら一瞬の立ち話 人生先は長い 腫れた目は合わない 詰まった嫌なことを 洗い流して今日も ほらねミストみたい消えてく こころ ウルトラファイン 上ばかり見ていたら虹がかかる 上ばかり見ていたら人も柱に当たる 捻れる水流 ホースをつないで 願いを叶えるとき ふたり同士はばらばら 狭い部屋の中は 澱む空気誤魔化せずに 窓を叩く雨が誘いかける エンドへと連れてく水音 ちょっと早く味わいたい 解けるシャワー 照明ならいらない 空包み込むオレンジ 追いかけてく三日月 また会おう、おやすみ 疲れた心全部洗い流して明日も ほらねミストみたい飛んでゆく わたし ウルトラファイン 解けてゆくシャワー ちょっと冷たい 磨りガラス越しの陽が沈む 泣かないから 流れてゆけ ミスト 天井を超えて昇る 雨は身体通り過ぎて 信じてゆく 明日はファイン