通り雨が虹を咲かせた朝 君に見せたいな 君はもういないけど また窮屈そうに戦闘服を纏って 駅のベルの合図で透明に染まる 今日も毒にしては 口当たりが良すぎる言葉を 矛と盾にサバイバルゲーム 家に帰ったらバーチャルの 繋がりを求める日々 過去の君に褒められたくなって 思い出すよ たまになら良いよね? どうせ君を置き去りにできずに 記憶から切り取って活けるだけ 君と生きた天色の時代を 胸に溶かし晴れ渡らせ染める 今溺れてるのが闇の中だからこそ 自分の色が光って見え始めたんだ 言葉じゃ足りなすぎて なのに飾りすぎるから 伝えきれなかった愛も感謝も 道標の旗にして進むよ どうせ過去をなおざりにできずに 記憶から消せないで泣いてるなら 自分で書いた通信簿の文字を 消せるほどの雨にして降らせる まるでオルゴールのように 運命のゼンマイを巻いて 自分のテーマ曲なんだから 自分で巻いて鳴らせ 通り雨が街の喧騒を洗う こんな夜は君に会いたいなぁ どうせ君を置き去りにできずに 思い出になれないで泣いてるなら 君と生きた天色の時代を 胸に溶かし涙と混ぜてみようか 錆び付いた運命を廻していく 君の声で編まれた心で 生きる理由も生まれた目的も なくていいよ 創ってみせるから いつか光り輝く虹のような 音色を奏でてオルゴール