一. 僕の胸に届くように 僕の胸に届くように 君が遠くささやくように 声が聞こえてくる 僕の胸に届くように 電車の中揺られながら 胸の中に響くように 声が聞こえてくる 白い時が流れてゆく 振り向いた笑顔連れて しゃべりながら 走りながら 花びらが舞っている 指を折って時を 数えてみても 寂しさだけいつもいつも 過ぎ去った時が 舞い降りてくるなんて あるはずもないのに 探し求めた時を 追いかけていても 風のように流れていった時は 帰らない 季節だけが僕を僕を 置きざりにしたままで 通り過ぎていくことに 気づくこともないままに 立ち止まったあの日から 過ぎ去っていった時の 後ろ姿追いかけて さまよい続けた 二. 僕の胸に届くように 僕の胸に届くように 君が遠くささやくように 声が聞こえてくる 電車の窓に映るものは いつも見慣れた景色だけ 風のような色のない 景色だけが続く つり革で背伸びして 見渡して見たけれど いつもと変わらぬ 見知らぬ人だけー 目をつむって時を 探してみても いつか映画で見たような 忘れかけたそんな時が 繰り返し浮かんできては そっと僕を包み込む まぶたに熱いものが あふれてきたその時に まるでラストシーンみたいに 消えてゆくだろう いつかふたりで見たような 映画の中そんな時が 繰り返し浮かんできては そっと僕を包み込む まぶたに熱いものが あふれてきたその時に まるでラストシーンみたいに 消えてゆくだろう 寂しさだけいつもいつも 寂しさだけいつもいつも 寂しさだけいつもいつもルールル ルールルール ラララララララララー ラララララララララー ラララララララララー ラララララララララー いつかふたりで見たような 映画の中そんな時が 繰り返し浮かんできては そっと僕を包み込む まぶたに熱いものが あふれてきたその時に まるでラストシーンみたいに 消えてゆくだろう