シダーローズ

歌詞

街の外れに何度目かの冬 愛の片隅　何の意もなく 立ち尽くしていた　痛いような 居ないような 転がっていたそれと目が合う 見ていたのは　似ていたから？ 思い出した夜　ああ私 シダーローズ 綺麗に咲けない 儚く散ることも知らない ただそこに、またそこに 実らせて枯らすだけ シダーローズ 拾ってたあなた 簡単に壊れないと知っても 優しく包み込んでくれたの 街の外れに何度目かの冬 声は微かに　感傷もなく ただ胸の奥が　まだ　痛いような 気がしたんだ 何かが落ちる音が聞こえた 見ていたのは　似ていたから？ 認めたくはない　けど私 シダーローズ　綺麗に泣けない 麗しさも似合わない 枯れた時　落ちた時 愛でられる運命なの シダーローズ　拾ってたあなた 決して可愛らしくないそれを 花束のように集めて見せてきたの 見惚れていた　後ろ姿 身に覚えがある　今そこに シダーローズ　落ちる様 死んだ恋の音に似ていた シダーローズ　燃えるような 想いはとうに尽きてしまった シダーローズ 綺麗に咲けない 儚く散ることも知らない まだそこに、またそこに 実らせて枯らすだけ シダーローズ 拾ってたあなた その両手から溢れた一つが 落ちても気づかないまま笑っていた シダーローズ