おはようは再開の言葉だった また明日は大切な約束だった 大人になると忘れてしまうのかな 暮れなずむ記憶 そんなの嫌だよ ねえ忘れないで 想い出すたびに 分解(き)えて再構築(つく)られる 小さな図書館の中 あの日のボクにはじめまして ご機嫌如何 知らなかった感情が ありふれたいつもが書き換わる どうして寂しいんだろ この出来損ないの器官は 心というらしいんだ 折れて傷ついたジャンク品だけど この瞬間が嘘になるまでは 愛していたいから ありがとう さよなら そんなの嫌だよ ねえ忘れないで 不意に懐かしい匂いがしてさ 分からないけど 優しい気持ちになった そっかあれは夢じゃないんだ あの日の景色を 今もまだ 1ビットすら違わず 想い出せるかな 本当は夢かもなんて思ってた 本当は嘘かもなんて思ってた それで良かったのに どうして寂しいんだろ この出来損ないの器官は 心というらしいんだ 折れて傷ついたジャンク品だけど この瞬間が嘘になったって 愛していたいから ありがとう さよなら また会える日まで あの日のように 明日が今日になり昨日になっても ボクはボクのままだ 過去(まえ)もそうだ 未来(あと)もそうだ 全部ボクだ ねえ忘れないで