君は今その手のひらで サイコロひとつを振り放った カクカクしながら回る まるで不器用な恋模様 これ以上はないと思うわ 泣くことはないと思うわ 隣り合う君と振り競う 四角い恋のエピローグに 「僕は、世界一とは言わないが 飛び抜けて不幸だ…」 とぼやいた あたしから見れば 貴方ほど恵まれた奴はいないの 思うけど 二人出逢って すんなりとは 転がらないけれど 出来ることはできるだけ 楽しくこなして行かまいか 思い通りにいかない そこがまた魅力的で… 手のひら振って 行く先目を凝らして追う 恋は四角だから 上手には転がらないですぇ それでもやっぱ二人で 遊び続けるでしょう 何処に行くか分からないのが 何とも良いもんです ちょっとやそっとの事じゃ びくともしない恋の死角 あたしだけでも駄目だし 君だけでも動きやしない 二人で転がしましょう 何千何万回どこまでも 二人で丸くしましょう カタコトが コロコロになるように 手のひら振って 行く先目を凝らして追う 恋は四角だから 上手には転がらないですぇ それでもやっぱ二人で 飽きることも無い 右左カタコト振れて 不意打ちをくらったり 時を重ね四角い恋のカドがとれ出す 幸せの数だけとれ始めます 手のひら振って サヨナラのフリしてされて 四角い恋 カドが立つのも ご愛敬にしましょ (シドレミファ) そらそら今度は何処へ 向かうと言うでしょう 平凡だけど二人で遊ぶのは うん 良いもんです 何とも良いもんです