小さな風を浴びて蘇るあの匂い 茜が空に舞ってあなたの髪をなぞる 逆さまになった世界を見下ろして 未完成の絵をいじくり回してゆく どうでもいいような見栄を 張るためについた嘘を思い出した 茜弾けた日が昇るまで夢を見よう あなたの声も届かぬほど深くに潜り 込んで消えた 気付かず時が経って あなたとも会わなくなって 気付けば追憶の中 書き換えた記憶となって 放課後の影 あなたを探して 夢で逢えたらと淡く夢に見る 走馬灯はあなたで埋め 尽くしたいから 茜弾けた星を連れて夢が笑う あなたの影を 探すこともできそうにないな 気付かず時が経って あなたとも会わなくなって 気付けば追憶の中 書き換えた記憶となって 茜弾けた星を連れて夢が笑う あなたの影を 探すこともできそうにないな 茜弾けた日が昇るまで夢を見るよ あなたの声も届かぬほど深くに潜り 込んで消えた