夕立の前触れに想いを潜めて 内緒の話に明け暮れてる ガラス細工の君の笑顔が 揺れ動く日々で壊れぬよう 言えなくて ずっと待っていて 追いかけて やっと出会えたら ああ 木漏れ日をかきわけて 君の元へ ああ 揺らめいた姿を映すだろう ああ 陽炎を駆け抜けて二人分の 足跡をわずかにだけ残して 何もかもを落としてきた だけど淡い期待で寄り添った 失うことに 慣れたわけじゃないんだよ 知らなくて そっと触れてみて 追いかけて きっと戻れない ああ 温もりを確かめて繋いでいた ああ 瞬いた世界は変わるだろう ああ 白日を滲ませて二人だけの 最果てを目指していた逃避行 止まない雨の中で指切りをしたんだ 託された祈りだけは絶やさないと 浮ついた呼吸を止めた透き通る 眼差しが はじまりを告げるように美しくて