髪もとかずに駆けてく君の 背中がやけに悲しくて 古いシネマの場面思い出した 涙で歪んだスクリーンのように あいつが君の 話するたび 胸が痛みに 張り裂けそうだった 友を 捨ててまで 愛に 生きられない こんな男を 恨むがいいさ 降り出した冷たい雨に打たれ このまま凍えてしまいたい 男と女の悲しげな挽歌 都会が泣いてる一人が寒いと 夢を投げ合ったあいつと同じ女を 愛してしまった不幸を嘆くよ 君を 抱くたびに 友の 横顔が 心縛って 愛は宙を舞う 馬鹿馬鹿しい恋の結末に 裏切りの涙が飛び散る 男と女の悲しげな挽歌 都会が泣いてる一人が寒いと