眠りさえ いらないみたい 透明に かすれたままの 季節だけ まとった うつくしいひと 声をきかせて 壁にひたした トランペット すこし不器用で なぜだか涙 誰も知らなくていいわ きょうの月が綺麗です ふたりは 世界中 どこよりも 寒い冬を待っていた 大げさなほどに やさしくさせてほしいよ Baby ちぐはぐにあなたが とまどう時には あの日もらった 歌を ラララ 聞こえるように 歌うよ 自電車をこぎだすときの空気 夢じゃないでしょう まばたき 想うと ちぎれそうな ハートごと息を吸って 夜をこえるわ 街は しずかに輝いて もうすぐ 角まがってすぐに つよく 抱きしめて ふたりは 世界中 誰よりも 寒い冬を待っていた