暗い部屋の壁に掛かる一枚の絵 泣いたり笑うたび塗り重ねてきた 綺麗な色ばかりじゃない僕の絵に 雪のような君の姿 どう描こうか 僕は指先を汚したまま突っ立ってる こんな手で触れたら 消えてしまわないかな? 殴り書きのままだった 僕の未来までも とても意味があるような 気持ちになる 今 君がいるだけで 全部がうまくいきそうで 進んでゆける <♪> 誰かにひどい言葉 投げつけられ 破り捨てそうになった時も あったけれど 大切なものは確かで そんな簡単に 穢されはしないと どっかで感じていた 愛でるでもなく 飾るでもなく 何気なく過ぎる日を ありのままに写して 降り注ぐ光の中で どんな君に会えて あとどれだけの表情を 見つけられる? 暖めた掌で 新しい色を乗せるよ 交わるレイヤー 雪の色は何色だろう? ただの白じゃ冷たくて この町を覆う雪はどこか 暖かく見える <♪> 自分ではどうしようもない 縺れあった昨日を 丁寧な手順でそっと解いてくれた 迫る夕闇の底 沈んでしまわないように 殴り書きのままだった 僕の未来までも とても意味があるような 気持ちになる 今 君がいるだけで 全部がうまくいきそうで 進んでゆける