Track byポニーのヒサミツ
君の街までの距離はどれだけとか 調べてみたり 君の街は今どんな天気だとか 気にしてみたり 僕の心の置き場所は 君の中にはもう無いのだと 頭ではわかっていても 僕の心は波立ったままさ いつか君が面白いと言っていた 映画を見たり 君が嫌っていたから避けていた 人と会ったり 風の便りは痩せこけた 僕の身体を通り過ぎていく 憐れに思う気持ちさえ 忘れてしまっていいよと嘯く 君の街から届いた手紙 封を破れば 海の匂いと 君の拙い文字が躍るよ 「ただ元気でいてくれ」と 強がりと唾を吐いた