眠れない夜は心臓に にょきっとツノが生えてきて バケモノの血が全身に まわって脳が熱を宿す 現実と夢の改札を抜けて乗り込んだ 車窓から見えるキラキラと走馬灯 まだ終わっちゃあいない 孤独の惑星の裏側まで 白紙の地図を鞄に詰め込んで 生まれたばかりの姿のまま 掟を破っていく メルゼナのように強かに 知識の森を駆けていけ トゲは刺さって抜けないが くたばっちゃあいない 繰り返す日々の裏側から 琥珀色の月を睨みつけて 死にゆくだけの運命ならば 灯を紡いでいく 孤独の惑星の裏側まで 白紙の地図を鞄に詰め込んで 生まれたばかりの姿のまま 掟を破っていく 掟を破っていく