もう これ以上 ひとりぼっちでさ 何処へ行くんだ 宛なんてないだろう ああ それでもただ 輝くのか 誰かの目に 焼き付くまで 散る花火残る 最後の光に 何を想う 繰り返す 言い訳を 見ないふりしてくれた 優しさに 身を委ねて 飲み込まれたら 無かったことに なるだろう 止まったまま 燻り 焼け落ちた 痛みだけ ただひとつ 残して あの夏が 全て変えたんだ 諦めていた 扉に手を かけたなら もう 押すだけでいい 夜を照らし 光 射す方へいけ 後悔の面影すら 見てないくせに 振り返るな 幾つもの 夜を超え 長すぎる 時を経て 映るから その光は 美しいだろう 出来なかったままにしたものを 今 打ち上げろ この空に 諦めも 弱さも 散らして 守るものは ありますか 今 何が 見えますか 一つでも その心 焦がすのなら 無かったことにできない 僅かでも閃いた 瞬間を 逃さない 身体から溢れる ありったけの感情 この夜を 染めてゆく 千輪花火 眩しさに 息を止め その瞳に 焼き付け 消えてゆく ただ光を あたたかく 残して