白く吐いた 息が消えて 夜空に溶けて 戻らない 凍える指を 隠しながら あなたの影を 探してる 届かない声を 風に流して そっと名前を 呼んでみるの 星より遠い あなたの心 胸の奥で ただ灯してる 窓に映る ひとりきりの 寂しささえも 慣れてきた それでもまだ 願うように 歩く足跡 重ねたくて 叶わぬ夢でも 抱きしめていたい 寒い夜さえ 愛しくなる 雪に紛れて 揺れる想いを 言葉にできず 空へ溶かす 近づきたいのに 遠ざかる背中 触れられない距離 切なくなる もしも一瞬 奇跡があるなら 頬に触れて 凍えを溶かして 届かない声を 風に流して 星に願いを 託している 雪に消えても 消えはしないの あなた想う 冬の灯り 白くほどけた 息の先に まだ あなたがいる