小さな不幸が積もり積もって、 死にたさとなって心を巣食った。 詰まる所、導因は己自身。自称 『健忘不幸症』。 「そんなことで」 と笑われるが、 お前にはちっとも 分かりやしないさ。 ‘‘自己嫌悪’’ ‘‘自尊心の無さ’’ で心が死にゆくことなんて。 やる事、成す事、全て裏目。 これ以上もないほど、 悔しくて泣いた。 それでも、 自分を 変えられないとわかってしまった よ。悲しい程に。 精一杯頑張っていたつもりが、 無価値も 烏滸がましいようなこの生だ。 何となく息をするだけだった。 生産性も何も無くなった。 可能性を虱潰しているだけだった。 夢見心地の悪さが、 居心地の悪さと気付いた。 鏡越しの顔は引き攣った。 浅い眠りばかりの毎日だ。 どうして、生きているんだろう。 他人と 同じことをやってるつもりでも、 何一つ出来ていやしないが、 自分と同じことを、 他人は簡単に出来てしまっていた。 「努力しろ」 と投げかけられるが、 これでもやれることはしているん だ。 教えてくれ、 どうすれば君と同じことが出来る? 明日も明後日も同じ毎日で、 昨日と変わらず 過ぎていくんだろう。 それでも、 周りは 変わっていくんだってわかってし まったよ。 ねぇ、置いていかないで。 一生涯、 添い遂げられるほどの愛を、 自分に注いであげられなかった。 自分自身を許せなかった。 所謂、 ‘‘愛’’を知らず生きていた。 いつまでも中身は未熟で幼かった。 みんな大人になっていくけれど、 未だ大人になれない自分は、 ずっと後ろから背中ばかりを 追いかけ続けて、追いつけなくて。 どうして、どうして、、 どうして、、、 生きているんだろう。 消えてしまいたいのに、 死んでしまいたいのに、 特別命を絶つことも無い。 だが、希死念慮だけ募っていく。 それでも、生きていたいんだ。 幸せを望んでしまっていた。