残酷(ざんこく)な天使のように 少年よ神話になれ 蒼(あお)い風がいま 胸のドアを叩(たた)いても 私(わたし)だけをただ見つめて 微笑(ほほえ)んでるあなた そっとふれるもの もとめることに夢中で 運命さえまだ知らない いたいけな瞳(ひとみ) だけどいつか 気付(きづ)くでしょう その背中には 遥(はる)か未来めざすための 羽根があること 残酷な天使のテーゼ 窓辺からやがて飛び立つ ほとばしる熱いパトスで 思い出を裏切(うらぎ)るなら この宇宙(そら)を 抱(だ)いて輝く 少年よ神話になれ (ファリヤー) (ファリヤー) (セタメソー) (セタメソー) (ファリヤー) (トゥセー) ずっと眠ってる 私(わたし)の愛の揺りかご あなただけが夢の使者に 呼ばれる朝がくる 細い首筋を 月あかりが映してる 世界中の時を止めて 閉じこめたいけど もしもふたり逢(あ)えたことに 意味があるなら 私(わたし)はそう 自由を知るためのバイブル 残酷な天使のテーゼ 悲しみがそしてはじまる 抱(だ)きしめた命のかたち その夢に目覚(めざ)めたとき 誰(だれ)よりも光を放つ 少年よ神話になれ 人は愛をつむぎながら 歴史をつくる 女神(めがみ)なんてなれないまま 私(わたし)は生きる 残酷な天使のテーゼ 窓辺からやがて飛び立つ ほとばしる熱いパトスで 思い出を裏切るなら この宇宙(そら)を 抱(だ)いて輝く 少年よ神話になれ ···