カレーライスのにんじん見つめ 涙ぐむ私 広い教室に一人 好き嫌いなく 残さず食べる そんなこと 誰が決めた? ジャングルジムの上 太陽が 小首をかしげては 笑ってたあの日 午後の図書館 開く教科書 おなじとこばかり読んでしまうの 何度も 背中合わせの 彼のくしゃみで 「恋愛」の文字 ふるえた 赤い風見の鶏 向く空に 夢だけを見ていた 風の吹くあの日 思い出の私は いつだって ひたむきなほどにぎこちない 上手な生き方は 今だって おぼえられないまま 今日もひとり つぶやくHow come? …つぶやくHow come?