言いたいことも言えないと もどかしさのとなりに そっと置き去りの雲のように 風吹く街の真ん中で 面影さがす空色は モノクロを映すようで 曖昧だ 若気の至り 強がるばかり そんな日々を繰り返して 素直になれないことが 自分の弱さと誤魔化した ずっと見ていた空に そっと隠した泪で 目をそらした日々に 別れを告げて 遠い記憶のカケラは 今もカタチを変えずに いつかの夕陽の 向こう側から 思い出す ちぎれた雲の行方など 知るはずもない問いかけも おどけた様なふりをしてみても 映し出された 夕焼け明かり ずっと途方に暮れたなか 日焼けたココロの奥で 自分の弱さと向き合えずに そっと耳を澄ませて 聞いた空の音だけで 泪の流れる 訳も知らずに いつかよかったなんて 笑い話はできずに 後悔のため息を 雲と重ねて嘆くより いつかの夕陽の 向こう側から 歩き出す