線香花火が消える時が 焼けたみたいな紅葉が 終わりが見えるあの時が 何より嫌いだった 季節はまた巡るのに この血は身体を巡るのに 終わりに誘われる弱さが何より 憎かったんだ また傷つくことが怖くて また逃げ出そうとする両足 また僕は君のことを裏切って また僕は僕を裏切るのか 僕が明日死んだって 世界は変わらないんだって じゃあ 今日が最後の日だとして 僕に何が出来るだろうか 君が明日死んだって 世界は変わらないんだって でも 君が明日死んだら 僕は心臓をえぐるだろうな まだやりたいことがあるんだ まだ思い出せないことばっかなんだ まだ伝えたいことがあるんだ まだ 僕は君の目も見れないまま この心臓が止まる前に この心臓が止まる前に 君が棘だらけなこの世界を 愛せたらいいな この心臓が止まるまで この心臓が止まるまで 僕は僕が焦がれた全部に愛を 叫ぼうと思うんだ この心臓が止まる前に この心臓が止まる前に まだ 伝えたいことがあるんだ まだ 僕は夢ばかり語ったまま まだ 僕の鼓動よ まだ まだ 止まないで