なんてきれいな海だろう 揺れる波のかがやき からっぽの心に 反射して光を満たす 落ち込んだ私に いつも 何も言わず寄り添ってくれる 明日へ渡るまえに ここでそっと泣かせてほしい 海へと還る涙を 見送ってもう一度 歩きだす 足元を濡らして さらう白波の唄 何 奪ってくれる ああ 何を残してくれる スカートについた砂粒 いつかきっと星座へ変わるかな 昨日を振り返っても ただ手を振って微笑むだけ 思い出は優しいから いつまでも抱かれていたいけど 新しい風は いつでも 私の背を押すように吹き抜ける 明日へ渡るまえに ここでそっと泣かせてほしい 海へと還る涙を 見送ってもう一度 歩きだす さあ もう一度 歩きだす