「!その痣……!」 「目立つだろう? だから仕事の時はこうやって 隠して……」 「おれにもあるんだ!」 「え?」 「ほら!」 「!!」 「同じだな……」 「もしかしてこういう 珠持ってるか?」 「………」 「まさか……こんなことって……」 見えないけど 聞こえないけど 確かに繋がっている… 不思議な縁(えにし) 「実は、俺も……」 「え……」 「オレのは『信』で」 「俺のは『俤』」 「痣はどこにあるんだ?」 「……ああ、いや、痣は……」 「見せてやれよ。小文吾」 「わかったよ。…俺のは……」 「え?!」 「ここ」 「そこ?!」