寂れたアーケードに 夢の残骸を埋めて 街灯が火花散らしている 週末アルコールジャンキー 血眼に映った影 鈍い音が響き渡っている 時計仕掛けの歪んだ罠だって 閉ざされた扉の向こうで まだ見ぬ明日が銃を構えてても 蹴り飛ばしてボロボロのブーツで 昨日の自分を笑うために 雑踏が耳障りで 片眼のピエロのアイツは とっくにもう痺れ切らしている そんな中で紅茶を飲み 彼女はニヤリと笑って 世界が終わるのを待っていた 焼き付けていたその横顔に 掛ける言葉さえ見つからぬまま 抱きしめて 何も言わなくていいから そう残して彼女はまた笑った 過ぎてしまった事はもう忘れて 行くのでしょう?茨の道を 抱きしめて 何も言わなくていいから そう残して彼女は眠りについた 閉ざされた扉の向こうへ 戻れなくても 蹴り飛ばしてボロボロのブーツで 昨日の自分を笑うために
