とっくにわかってるのに 一言でいいのに ためらってばかり もやもや 曇り空には 少しだけ厚着をして 覆い隠した 不確定な感情論 迷路みたいな 街のざわめきの中や ひとりの部屋で あの日のことが蘇る 目をつぶっても ぼやけたまま 靄みたいで ためいき、全部 飲み込んじゃう とっくにわかってるのに 一言でいいのに ためらってばかり 駄目だなあ… ほんのちょっとだけ素直に なるだけでいいのに なんでこういじっぱり また堂々巡りじゃん あの日 あのとき こうすればよかったとか 今更だよね 五里霧中でしょうがないや ふっと、むきだしの 自分に戻るような よすが なくした 不安だらけの異邦人 やり方だって 身につけたの 嘘じゃないよ でもそれ、ちゃんと 伝わるかな…? とっくにわかってるのに 一言でいいのに ためらってばかり 駄目だなあ… ほんのちょっとだけ素直に なるだけでいいのに なんでこういじっぱり 堂々巡りじゃん ふいに零れた 想いのかけら ありのまますべてを 言えてしまえたら 瞼閉じれば いつでも会える でもそれじゃ意味ないよ 空気 ふるわせなきゃ ゆっくり歩いてくように それぞれは素通り ありふれたストーリー それなら 大人になれたら少し 子供のように素直に 笑ってみせるし そのときは いつかも今も未来も どこにいる自分も 抱きしめてみて だから今このままの もやもやじゃ嫌だ