改札をくぐって 人気のない脇道 明かりも届かない 坂道を進んだ 歩幅を小さくして 躓かないように 目指す月明りの下 腐りかけてく葦を止めたくて 何も知らぬまま飛び出した獣道へと 切れる息そのままにして 暗闇の中 風とリズムを合わせている 気だるい身体に嫌気がする朝日 無意識のため息 全部ほっぽって 鞄も家に置いてさ 彷徨った 街並みを離れて人気のない方へと 見たこともないような駅で降りたの 誘われるままに光も見えない坂道を 歩く真夜中 止まりかけてる 思考を止めたくて 先を目指した 暗闇だけのを 乾く喉そのままにして 星空の下 何かそこにある気がしてさ