君を照らす 月が今日はやけに低すぎる 誰もいない 港が見える丘の公園 言葉は風に流され 君は夜更けに秋を振りまく 最後のキスが胸に滲みるよ この街を去る 外国の貨物船の汽笛が 別れる二人の 一瞬前の静寂に響いた もう会う事もないね 想い出だけが取り残された 夏から僕はきっと出れない 君に雪崩れる星の花粉と 氷の溶けたアイスコーヒー 本牧まで走らせた 永遠を纏って 変わらなくていいと 僕だけが思っていた 君は夜更けに秋を振りまく 最後のキスが胸に滲みるよ 想い出だけが取り残された 夏から僕はきっと出れない