隣人

歌詞

君に伝える言葉を探した 見つからなかった 一番ふさわしいこと以外は 口にしてはいけない気がした 誰かに関わるから 余計な傷が増えていくんだ 互いに こぼれ落ちた涙に 気づかないように 目を背けてた 一人ではないこと 隣にいること 時には煩わしく 思うこともあったな 嘘じゃなく 本当でもない言葉で取り繕う 綺麗ではない心でも 傍にいたいなと思っていた 何を伝えるでもなく それでも傍にいたかった もう一人じゃ居られなくなって 強くなったり弱くなったりした 些細な言葉で傷がついて 小さく痕になって それでもその言葉に 救われたりしながら 私は生きてる 歪な形で繫がる人々 堪えきれずに泣いたり 笑ったりしながら 不確かな幸せを確かめている 同じ足の速さで歩けずに 近づいてまた離れて ただなんとなくいつも すぐ傍にいたい そういう人と生きていたい 一人ではないこと 隣にいること 解けては結ばれる糸が 切れないように 不確かな未来のこと 手を結んで繋ぎ止める この世界の全てなんて とても愛せないけど 固く握った手の温度に 私は満たされている